外旅行向けのeSIMは、サービスによって料金やデータ容量、対応している国・地域、サポート体制などが異なります。
料金の安さだけで選んでしまうと、「データ容量が足りなかった」「旅行先が対象外だった」「トラブル時に日本語で問い合わせできなかった」といった失敗につながることもあります。
海外旅行で快適にインターネットを利用するためにも、次の5つのポイントを比較して自分に合ったeSIMを選びましょう。
esimとWifiどちらがいいか比較している記事はこちらからご覧ください!
渡航先の国・地域に対応しているeSIMを選ぶ
最初に確認したいのが、旅行する国や地域で利用できるかです。
海外eSIMは世界各国に対応しているサービスが多いものの、すべてのプランがすべての国で使えるわけではありません。
特に複数国を旅行する場合は、1か国ごとにeSIMを購入するより、ヨーロッパ周遊やアジア周遊などの**周遊プラン(リージョナルプラン)**を利用したほうが便利な場合があります。
対応している国・地域を確認する
韓国・台湾・タイ・アメリカなどの人気旅行先は多くのeSIMが対応していますが、中東・アフリカ・中南米など、一部の国や地域では利用できるプランが限られる場合があります。
また、「世界200か国以上に対応」と書かれていても、すべてのプランが200か国で使えるという意味ではありません。
購入するときはサービス全体の対応国数だけで判断せず、実際に購入するプランの対象国・地域まで確認することが大切です。
現地で利用する通信会社を確認する
同じ国で利用できるeSIMでも、接続する現地の通信会社(キャリア)が異なる場合があります。
eSIMサービス自体が通信基地局を持っているわけではなく、旅行先では提携している現地の通信会社のネットワークを利用するのが一般的です。
そのため、購入前に
1.どの現地通信会社につながるのか
2.複数の通信会社に対応しているか
3.観光するエリアが通信エリアに含まれているか
などを確認しておくと安心です。
4G・5Gに対応しているか確認する
通信速度を重視する場合は、4G(LTE)・5Gへの対応状況も確認しましょう。
5Gに対応していれば、大容量データのダウンロードやSNSへの写真・動画投稿などを快適に行いやすくなります。
ただし、「5G対応」と記載されているeSIMを購入しても、必ず5G通信が利用できるとは限りません。
5Gを利用するには、
- eSIMのプランが5Gに対応している
- スマートフォンが5Gに対応している
- 現地通信会社が5Gを提供している
- 現在地が5Gの通信エリア内である
といった条件を満たす必要があります。
そのため、5G対応プランでも場所によっては4G接続になる場合があります。
GoogleマップやLINE、Web検索程度であれば4Gでも十分利用できますが、動画視聴やSNSへの動画投稿などを頻繁にする場合は、5G対応プランも比較してみるといいでしょう。
複数国を旅行するなら周遊プランがあるか確認する
ヨーロッパや東南アジアなど、1回の海外旅行で複数の国を訪れる場合は「周遊プラン」がおすすめです。
周遊プランとは、1つのeSIMで複数の国・地域をカバーできるプランのことです。
たとえば、
「フランス → イタリア → スペイン」
のようなヨーロッパ周遊旅行の場合、それぞれの国でeSIMを購入するのではなく、3か国すべてが対象になっているヨーロッパ周遊プランを購入すれば、国境を越えるたびにeSIMを購入・設定する手間を減らせます。
海外eSIMには、
- アジア周遊
- ヨーロッパ周遊
- 北米周遊
- 中南米周遊
- 世界周遊(グローバル)
など、さまざまな周遊プランがあります。
ただし、「ヨーロッパ周遊」「アジア周遊」と書かれていても、自分が訪れるすべての国が対象とは限りません。
周遊プランを購入するときは、旅行予定の国がすべて対象エリアに含まれているかを必ず確認しましょう。
1か国だけを旅行するなら「国別プラン」、複数国を旅行するなら「周遊プラン」を中心に比較すると、自分の旅行スタイルに合ったeSIMを見つけやすくなります
旅行日数に合ったeSIMプランを選ぶ
海外eSIMには「3日間」「5日間」「7日間」「10日間」など、さまざまな有効期間があります。
たとえば4泊5日の旅行なのに10日間プランを購入すると、必要以上に料金が高くなってしまう可能性があります。
逆に、有効期間が旅行日数より短いと、旅行中に追加購入が必要になることもあります。
そのため、
旅行日数+帰国まで利用できる期間
を考えて選ぶのがおすすめです。
また、「購入した日から○日」なのか「現地で通信を開始してから○日」なのかもサービス・プランによって異なるため、利用開始の条件も確認しておきましょう。
必要なデータ容量でeSIMを選ぶ
eSIMには「1GB」「3GB」「5GB」「10GB」などの容量制プランのほか、データ容量を気にせず利用できる無制限プランもあります。
必要なデータ容量はスマートフォンの使い方によって大きく変わりますが、GoogleマップやWeb検索、LINE、SNSなどを利用する一般的な海外旅行であれば、1日500MB〜1GB程度をひとつの目安として考えるとよいでしょう。
旅行日数別で海外旅行で必要なデータ容量の目安をまとめてみました!参考にしてみてください!
| 旅行日数 | 少なめ | 標準 | 多め |
| 3日間 | 1~2GB | 2~3GB | 5GB~ |
| 4日間 | 2GB前後 | 3~5GB | 5~10GB |
| 5日間 | 2~3GB | 3~5GB | 7~10GB |
| 1週間 | 3~5GB | 5~10GB | 10~20GB |
| 2週間 | 5~8GB | 10~15GB | 20GB~ |
| 1ヶ月 | 10GB~ | 20GB~ | 無制限がおすすめ |
少なめ: Googleマップ・LINE・Web検索が中心
標準: Googleマップ・LINE・SNS・写真投稿などを毎日利用
多め: Instagram・TikTok・動画・ビデオ通話などを頻繁に利用
たとえば、3泊4日の韓国旅行でGoogleマップやLINE、Instagramなどを利用する程度なら、3〜5GB程度を目安にするとよいでしょう。
一方、旅行中にTikTokやYouTubeを頻繁に見たり、Instagramへ動画を投稿したりする場合は、10GB以上または無制限プランを検討するのがおすすめです。
1GBでどのくらい使える?
「1GBと言われても、実際にどのくらい使えるのか分からない」という方も多いでしょう。
アプリや画質、利用環境によって通信量は異なりますが、1GBで利用できるおおよその目安を表にまとめてみました。
| 利用方法 | 1GBで利用できる目安 |
| Googleマップ | 約16~20時間程度 |
| Webサイト閲覧 | 約6~8時間程度 |
| LINE(テキスト) | 数万通程度 |
| 音楽ストリーミング | 約10~20時間程度 |
| YouTube(低〜標準画質) | 約1〜2時間程度 |
| YouTube(高画質) | 約1時間前後またはそれ以下 |
GoogleマップやLINEなどは比較的データ消費量が少ないため、観光中の経路検索や連絡が中心なら、それほど大容量のプランは必要ありません。
一方で、YouTube・TikTok・Instagramのリールなど動画を含むサービスはデータ消費量が多いため注意が必要です。
3GB・5GB・10GBはどんな人におすすめ?
どの容量を選べばいいか迷ったら、次のように考えると分かりやすいでしょう。
1〜3GBがおすすめな人
- 2〜3日程度の短期旅行
- Googleマップや翻訳アプリが中心
- LINEなどの連絡手段として使う
- ホテルのWi-Fiを積極的に利用する
- SNSや動画をほとんど利用しない
必要最低限の通信だけでよい場合は、1〜3GB程度でも対応しやすいでしょう。
3〜5GBがおすすめな人
- 3泊4日〜5日程度の海外旅行
- Googleマップを毎日利用する
- 観光スポットやレストランを検索する
- LINEを利用する
- InstagramなどのSNSも適度に利用する
短期の海外旅行で一般的なスマートフォンの使い方をするなら、3〜5GB程度がひとつの目安になります。
5〜10GBがおすすめな人
- 5日〜1週間程度の海外旅行
- SNSを毎日利用する
- 写真や動画をSNSへ投稿する
- 音楽ストリーミングを利用する
- ホテル以外でもスマートフォンを頻繁に使う
データ容量をあまり気にせず使いたい場合は、5〜10GB程度あると余裕を持ちやすくなります。
10〜20GBがおすすめな人
- 1〜2週間程度の海外旅行
- InstagramやTikTokを頻繁に利用する
- 動画や音楽を楽しみたい
- ビデオ通話を利用する
- ホテルのWi-Fiをあまり利用しない
長期旅行やSNSを頻繁に利用する方は、10GB以上を検討するとよいでしょう。
動画やSNSをたくさん使うなら無制限プランがおすすめ
旅行中もデータ容量を気にせずスマートフォンを使いたい場合は、データ無制限のeSIMもおすすめです。
特に、
- YouTubeやNetflixを見る
- TikTokやInstagramのリールを頻繁に見る
- 旅行中の動画をSNSへ投稿する
- ビデオ通話を頻繁にする
- テザリングを利用する
- 長期間海外に滞在する
といった方は、容量制プランより無制限プランのほうが使いやすい場合があります。
ただし、「データ無制限」と表記されていても、一定量以上の通信を行うと一時的に通信速度が制限される場合があります。
そのため、無制限プランを選ぶ際も、速度制限の条件やテザリングの利用可否・上限まで確認しておきましょう。
データ容量に迷ったら「1日500MB〜1GB」を目安にする
どの容量を選べばいいか迷った場合は、まず**「旅行日数×500MB〜1GB」**を目安に考えるのがおすすめです。
ホテルや空港、カフェなどのWi-Fiを積極的に利用するならデータ容量を抑えられます。
反対に、動画視聴やSNSを頻繁に利用する方はデータ消費量が増えるため、10GB以上または無制限プランを選ぶと安心です。
自分が普段スマートフォンで何を利用しているかを確認して、旅行日数だけでなく「使い方」も考えてeSIMのデータ容量を選びましょう。
料金だけでなくデータ容量や利用条件まで比較する
海外旅行向けのeSIMを選ぶときは、料金の安さだけでなく、データ容量や利用日数、通信条件なども含めて比較することが大切です。
たとえば、同じ5日間利用できるeSIMでも、
- 1GB:800円
- 5GB:1,500円
- 10GB:2,000円
というプランがあった場合、最も安いのは1GB・800円のプランです。
そのため、表示されている料金だけで「安い・高い」を判断するのではなく、自分が必要とするデータ容量を基準に料金を比較するのがおすすめです。
同じデータ容量・利用日数で料金を比較する
eSIM各社の料金を比較するときは、できるだけ条件を揃えましょう。
たとえば、
「韓国旅行・5日間・5GB」
のように、「渡航先」「旅行日数」「データ容量」を同じ条件にして比較すると、どのeSIMがお得なのか判断しやすくなります。
一方で、
「A社は1GBで700円、B社は10GBで2,000円」
のようにデータ容量が異なるプランを料金だけで比較しても、どちらがお得なのか正確には判断できません。
特に複数のeSIMを比較する場合は、
- 渡航先
- 利用日数
- データ容量
- 無制限プランの条件
- 追加チャージの可否
- テザリングの可否・上限
などの条件をできるだけ揃えて比較しましょう。
「1GBあたり」「1日あたり」の料金も確認する
容量制プランなら、1GBあたりの料金を計算するとコストパフォーマンスを比較しやすくなります。
| プラン | 料金 | 1GBあたり |
| A社 | 1GB・800円 | 800円 |
| B社 | 5GB・1,500円 | 300円 |
| C社 | 10GB・2,000円 | 200円 |
この場合、支払う金額自体はA社が最も安いものの、1GBあたりの料金ではC社がお得です。
ただし、3GBしか使わない人が10GBを購入しても余ってしまうため、1GBあたりの料金が安ければ必ずお得というわけではありません。
「自分が必要な容量を満たしているプランの中から安いものを選ぶ」という考え方がおすすめです。
また、無制限プランの場合は、
プラン料金÷利用日数=1日あたりの料金
で比較すると分かりやすくなります。
たとえば5日間で3,000円なら、1日あたり約600円です。
3GBや5GBなどの容量制プランと無制限プランの1日あたりの料金差が小さい場合は、データ残量を気にせず使える無制限プランを選ぶのも選択肢になります。
無制限プランは速度制限などの条件も確認する
「データ無制限」と書かれていても、すべてのプランで常に高速通信を無制限に利用できるとは限りません。
サービスやプランによっては、短期間に大量のデータ通信を行うと、公平利用ポリシー(FUP)などによって一時的に通信速度が制限される場合があります。
そのため、無制限プランを比較するときは、
- 高速通信を利用できるデータ量
- 一定量使用した後の通信速度
- 速度制限が解除されるタイミング
- テザリングのデータ上限
なども確認しておきましょう。
YouTubeやTikTokなどの動画を頻繁に見る方は、単に「無制限」という表示だけで選ばず、高速通信をどの程度利用できるのかまで確認することが重要です。
データ容量を使い切った後の条件も確認する
容量制プランの場合は、データ容量を使い切った後にどうなるのかも確認しておきましょう。
eSIMによって、
- 通信できなくなる
- 低速通信へ切り替わる
- データ容量を追加購入できる
- 新しいeSIM・プランを購入する必要がある
など対応が異なります。
旅行中にデータ容量が不足する可能性があるなら、追加チャージ(トップアップ)ができるeSIMを選んでおくと安心です。
特に1週間以上の海外旅行では、予想よりGoogleマップやSNSを利用してデータ容量が不足することも考えられます。
購入前に「データを使い切ったらどうなるのか」まで確認しておきましょう。
日本語サポートがあるeSIMを選ぶ
海外旅行で初めてeSIMを利用する方は、日本語サポートの有無も確認しておきましょう。
eSIMはオンラインで購入・設定できるため便利ですが、現地に到着してから「インターネットにつながらない」「設定方法が分からない」といったトラブルが発生する可能性もあります。
そのため、eSIMの設定に慣れていない方は、料金の安さだけでなく困ったときに日本語で問い合わせできるeSIMを選ぶと安心です。
24時間365日サポートに対応しているか確認する
海外旅行中は、
- 空港到着後にeSIMがつながらない
- 現地で突然インターネットが使えなくなった
- eSIMの切り替え方法が分からない
- データローミングの設定方法が分からない
- データ容量を使い切ってしまった
など、いつ通信トラブルが起こるか分かりません。
そのため、海外旅行初心者やeSIMを初めて利用する方は、24時間365日問い合わせできるサービスを選ぶと安心です。
特にヨーロッパやアメリカなど日本との時差が大きい地域へ旅行する場合は、「日本語対応」だけでなく「24時間対応」まで確認しておきましょう。
チャット・LINEなど問い合わせ方法も確認する
eSIMによって、サポートへの問い合わせ方法も異なります。
主な問い合わせ方法には、
- Webチャット
- アプリ内チャット
- LINE
- メール
- 問い合わせフォーム
- 電話
などがあります。
海外旅行中のトラブルでは、チャットやLINEなどからすぐに問い合わせできるサービスが便利です。
一方、メールや問い合わせフォームのみの場合、返信まで時間がかかる可能性があります。
購入前に「日本語対応」と書かれているかを見るだけでなく、どの方法で問い合わせられるのか、リアルタイムで相談できるのかまで確認しておきましょう。
まとめ
海外旅行向けのeSIMを選ぶときは、料金の安さだけで判断するのではなく、自分の旅行スタイルに合っているかを確認することが大切です。
特に、以下の5つのポイントを比較して選びましょう。
- 渡航先・対応エリア:旅行する国や地域で利用できるか
- 旅行日数:旅行期間をカバーできるプランか
- データ容量:自分のスマートフォンの使い方に合ったGB数か
- 料金・利用条件:容量や日数、速度制限、テザリングなどを含めてお得か
- 日本語サポート:海外でトラブルが起きたときに相談できるか
「一番安いeSIM」を探すのではなく、渡航先・旅行日数・データ使用量に合ったプランの中から料金やサポートを比較するのがおすすめです。
どのeSIMにするか迷ったらおすすめ4社を比較しよう
選び方が分かっても、
「結局、どのeSIMがおすすめ?」
「具体的なサービスを比較して決めたい」
という方もいるのではないでしょうか。
別記事では、海外旅行におすすめのeSIMとして、World eSIM・Airalo・trifa・Holaflyの4社を比較しています。
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