海外旅行で初めて入国審査を受けるとき、
「英語で何を聞かれるんだろう?」
「質問を聞き取れなかったらどうしよう……」
「英語が話せなくても入国できる?」
と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
入国審査では英語で質問されることがありますが、旅行者の場合は渡航目的や滞在期間、宿泊先など、聞かれる内容はある程度決まっています。
そのため、よくある質問と簡単な回答を事前に覚えておけば、英語が苦手な方でも慌てずに対応できます。
この記事では、海外旅行の入国審査でよく聞かれる質問と、そのまま使える英語の回答例を紹介します。
さらに、英語を聞き取れなかった場合の対処法や入国審査で注意したいポイントも解説するので、初めて海外旅行へ行く方はぜひ出発前にチェックしてみてください。
海外旅行の入国審査では何をする?基本的な流れを解説
海外旅行では、現地の空港に到着したあとに「入国審査」を受けます。
初めて海外旅行へ行く方の中には、「入国審査では何をするの?」「英語で質問されるの?」と不安に感じる方もいるでしょう。
国・空港によって手続きは異なりますが、基本的な流れを知っておけば、初めての海外旅行でも慌てずに対応しやすくなります。
まずは、飛行機を降りてから入国するまでの基本的な流れを確認しておきましょう。
入国審査とは?海外旅行で行われる手続きを解説
入国審査とは、海外から到着した旅行者に対して、その国への入国条件を満たしているか確認するための手続きです。
一般的には空港に到着したあと、入国審査場でパスポートなどを提示して審査を受けます。
入国審査では、状況に応じて次のような内容を確認されることがあります。
- パスポートなど必要な渡航書類
- 渡航目的
- 滞在期間
- 滞在先・宿泊先
- 帰国・出国予定
- ビザや電子渡航認証などの入国要件
- 顔写真や指紋などの生体情報
例えば、観光目的で海外を訪れる場合、「何のために来ましたか?」「何日間滞在しますか?」「どこに泊まりますか?」といった旅行に関する質問を受けることがあります。
そのため、海外旅行へ出発する前には、渡航先の政府機関や大使館などで最新の入国条件を確認しておくことが大切です。
海外旅行の入国審査の流れ|飛行機到着から入国まで
海外の空港に到着してから入国審査を終えるまでの一般的な流れは、次のようになります。
①飛行機を降りる
↓
②「Immigration(入国審査)」などの案内に従って移動する
↓
③入国審査の列に並ぶ
↓
④パスポートなど必要書類を提示する
↓
⑤必要に応じて入国審査官の質問に答える
↓
⑥入国審査を通過する
空港に到着したら、「Immigration」や「Passport Control」などと表示された案内を確認して入国審査場へ向かいます。
入国審査場では、旅行者向けの列や自国民向けの列などに分かれている場合があるため、空港の案内表示や係員の指示を確認しましょう。
自分の順番になったら、パスポートなど必要な書類を提示します。
審査では、渡航目的や滞在期間、宿泊先などについて質問される場合があります。また、国・地域によっては顔写真の撮影や指紋の確認などが行われることもあります。
審査が終わり入国が認められれば、入国審査は完了です。
その後は一般的に、預けたスーツケースなどを受け取る「Baggage Claim(手荷物受取)」へ進み、必要な税関手続きを行って到着ロビーへ向かいます。
入国審査ではパスポート・宿泊先・帰国便の情報を準備しておこう
入国審査をスムーズに進めるためには、必要な情報を事前に確認しておくことが大切です。
特に、
- パスポート
- 滞在するホテルの名称・住所
- 滞在期間
- 帰国・出国日
- 帰国便・出国便の予約情報
- 必要なビザや電子渡航認証など
は、すぐ確認できるようにしておくと安心です。
例えば「Where are you staying?(どこに滞在しますか?)」と質問された場合、ホテル名を覚えていなくても予約情報を確認できれば回答しやすくなります。
英語に自信がない方は、「ホテル名」「滞在日数」「帰国日」などを英語で確認できるように準備しておくのもおすすめです。
なお、スマートフォンの使用が制限されている審査エリアもあるため、現地の案内や係員の指示には必ず従いましょう。
海外旅行の入国審査でよく聞かれること7選【英語の質問・回答例付き】
ここからは、海外旅行の入国審査でよく聞かれる7つの質問と、そのまま使いやすい英語の回答例を紹介します。
入国審査で聞かれる渡航目的|「何のために来ましたか?」
入国審査で聞かれる代表的な質問のひとつが、「何のためにこの国へ来たのか」という渡航目的です。
観光旅行であれば、「観光です」「休暇です」など、自分の渡航目的を簡潔に答えましょう。
よくある質問
What is the purpose of your visit?
(今回の訪問目的は何ですか?)
Why are you here?
(何のために来ましたか?)
観光目的なら、次のように回答できます。
For sightseeing.
(観光です)
I’m here for vacation.
(休暇で来ました)
難しい英文を作る必要はありません。
「For sightseeing.」のような短い回答でも、自分の渡航目的を伝えられます。
ただし、観光・仕事・留学などによって必要な入国資格が異なる場合があるため、実際の渡航目的を正確に回答することが大切です。
入国審査で聞かれる滞在期間|「何日間滞在しますか?」
続いてよく確認されるのが、滞在期間です。
「この国に何日間滞在する予定なのか」を聞かれることがあります。
よくある質問
How long will you stay?
(どのくらい滞在しますか?)
How long are you staying?
(どのくらい滞在しますか?)
例えば、5日間の旅行なら、
For five days.
(5日間です)
1週間なら、
For one week.
(1週間です)
入国審査で聞かれる宿泊先|「どこに泊まりますか?」
入国審査では、旅行中の滞在先・宿泊先を聞かれることもあります。
よくある質問
Where are you staying?
(どこに滞在しますか?)
ホテルに宿泊する場合は、
I’m staying at ○○ Hotel.
(○○ホテルに宿泊します)
ホテル名だけでなく、滞在先の住所などを確認される可能性もあるため、ホテルの予約情報をすぐ確認できるようにしておくと安心です。
入国審査で聞かれる帰国予定|「帰りの航空券はありますか?」
観光旅行では、滞在後にその国から出国する予定について確認される場合があります。
よくある質問
Do you have a return ticket?
(帰りの航空券はありますか?)
帰国便を予約している場合は、
Yes, I do.
(はい、あります)
また、
When are you leaving?
(いつ出国しますか?)
と聞かれる場合もあります。
例えば、9月15日に出国するなら、
I’m leaving on September 15th.
(9月15日に出国します)
帰国便や次の国へ移動する航空券など、出国予定が確認できる予約情報を準備しておくと安心です。
入国審査で聞かれる同行者|「誰と旅行していますか?」
家族旅行や友人との海外旅行では、「誰と旅行しているのか」を聞かれることもあります。
よくある質問
Who are you traveling with?
(誰と旅行していますか?)
家族旅行の場合は、
With my family.
(家族と一緒です)
友人との旅行なら、
With my friend.
(友人と一緒です)
一人旅なら、
I’m traveling alone.
(一人で旅行しています)
短い表現なので、自分の旅行スタイルに合ったフレーズをひとつ覚えておくとよいでしょう。
入国審査で聞かれる職業|「仕事は何をしていますか?」
入国審査では、職業について質問される場合もあります。
よくある質問
What do you do?
(仕事は何をしていますか?)
What is your occupation?
(職業は何ですか?)
例えば、会社員なら、
I’m an office worker.
(会社員です)
学生なら、
I’m a student.
(学生です)
自営業なら、
I’m self-employed.
(自営業です)
職業名は普段の海外旅行ではあまり使わない英単語なので、自分の職業を英語で何と言うのか事前に確認しておくと安心です。
入国審査で聞かれる訪問歴|「この国に来たことはありますか?」
最後は、その国を過去に訪れたことがあるかという質問です。
よくある質問
Have you been here before?
(以前ここに来たことはありますか?)
初めて訪れる場合は、
No, this is my first time.
(いいえ、今回が初めてです)
以前訪れたことがある場合は、
Yes, I have.
(はい、あります)
さらに「いつ来ましたか?」など追加で質問された場合は、覚えている範囲で正確に回答しましょう。
【一覧表】入国審査で使える英語フレーズ|よくある質問・回答例を紹介
ここでは、入国審査で使える英語の質問と回答例を一覧表にまとめました。
入国審査でよく聞かれる英語の質問・回答例一覧
| 聞かれること | 英語の質問例 | 日本語訳 | 英語の回答例 |
|---|---|---|---|
| 渡航目的 | What is the purpose of your visit? | 訪問の目的は何ですか? | For sightseeing. (観光です) |
| 滞在期間 | How long will you stay? | どのくらい滞在しますか? | For five days. (5日間です) |
| 宿泊先 | Where are you staying? | どこに滞在しますか? | I’m staying at ○○ Hotel.(○○ホテルです) |
| 帰国便 | Do you have a return ticket? | 帰りの航空券はありますか? | Yes, I do. (はい、あります) |
| 出国予定 | When are you leaving? | いつ出国しますか? | I’m leaving on September 15th. (9月15日に出国します) |
| 同行者 | Who are you traveling with? | 誰と旅行していますか? | With my family. (家族と一緒です) |
| 職業 | What do you do? | 仕事は何をしていますか? | I’m an office worker. (会社員です) |
| 訪問歴 | Have you been here before? | 以前ここに来たことがありますか? | No, this is my first time.(今回が初めてです) |
入国審査の英語が聞き取れないときはどうする?英語が苦手な人の対処法
海外旅行の入国審査で、「審査官の英語が速くて聞き取れなかったらどうしよう」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、入国審査の英語が聞き取れないときに使える対処法を紹介します。
入国審査の英語が聞き取れないときは「もう一度お願いします」と聞き返す
入国審査官の質問を聞き取れなかった場合は、遠慮せずにもう一度言ってもらいましょう。
そんなときに覚えておきたいのが、次のフレーズです。
Could you say that again, please?
(もう一度言っていただけますか?)
もう少し簡単に聞き返したい場合は、
Sorry?
(すみません、もう一度お願いします)
でも聞き返すことができます。
入国審査では「Yes」「No」で回答できる質問もありますが、質問を理解していない状態で適当に答えるのは避けましょう。
入国審査官の英語が速いときは「ゆっくり話してください」と伝える
単語は聞き取れても、話すスピードが速すぎて質問全体を理解できないこともあります。
そんなときは、
Could you speak more slowly, please?
(もう少しゆっくり話していただけますか?)
と伝えてみましょう。
長くて難しいと感じる場合は、
Slowly, please.
(ゆっくりお願いします)
というシンプルな表現も覚えておくとよいでしょう。
入国審査の質問が分からない場合は正直に伝える
聞き返したり、ゆっくり話してもらったりしても質問の意味が分からないこともあるでしょう。
その場合は、分かったふりをするのではなく、理解できていないことを伝えます。
Sorry, I don’t understand.
(すみません、分かりません)
英語が苦手であることを伝えたい場合は、
Sorry, I don’t speak English well.
(すみません、英語があまり得意ではありません)
と伝える方法もあります。
入国審査では英語力そのものよりも、審査官から聞かれた内容に対して正確に回答することが重要です。
ホテルや帰国便の予約情報をすぐ確認できるようにしておく
英語が苦手な方は、会話だけに頼らず、自分の旅行に関する情報を事前に整理しておくことも大切です。
特に、次のような情報は確認できるようにしておきましょう。
- 宿泊するホテルの名称
- ホテルの住所
- 滞在期間
- 帰国・出国予定日
- 帰国便・出国便の予約情報
- 旅行日程
- 必要なビザ・電子渡航認証などの情報
例えば、
Where are you staying?
(どこに滞在しますか?)
と質問されたとき、ホテル名を英語でうまく発音できなくても、ホテルの予約情報を確認できれば回答しやすくなります。
スマートフォンに予約情報を保存する場合は、インターネットにつながらない状況でも確認できるよう、必要な情報をオフラインで確認できる状態にしておくと便利です。
まとめ|海外旅行の入国審査はよく聞かれる質問と英語を事前に確認しておこう
海外旅行の入国審査では、渡航目的や滞在期間、宿泊先、帰国予定など、旅行に関する基本的な内容を聞かれることがあります。
英語が苦手な方にとっては緊張する場面かもしれませんが、入国審査でよく聞かれる質問は事前に回答を準備しておくことができます。
特に、次の内容は出発前に確認しておくと安心です。
- 渡航目的を英語で答えられるようにする
- 滞在日数・ホテル名・住所を確認しておく
- 帰国日や出国便の情報を準備しておく
- 聞き取れないときの英語フレーズを覚えておく
- 渡航先の最新の入国条件を確認する
入国審査では、難しい英語を使って長く説明することよりも、審査官の質問を理解し、自分の旅行について正確に答えることが大切です。
また、入国審査の方法や必要な手続きは国・地域によって異なります。海外旅行へ出発する前には、パスポートやビザ・電子渡航認証など、渡航先の最新の入国条件も忘れずに確認してください。
よく聞かれる質問と自分の回答を旅行前に準備しておけば、初めての海外旅行でも入国審査に落ち着いて臨みやすくなります。
この記事の英語フレーズを自分の旅行内容に置き換えて、出発前に一度練習しておきましょう。

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