海外旅行で乗り継ぎ便を利用するとき、特に心配なのが**「最初の飛行機が遅れて、次の飛行機に間に合わなかったらどうなるの?」**ということではないでしょうか。
国際線では、悪天候や機材トラブル、空港の混雑などによって、飛行機が遅延・欠航することがあります。
予定していた乗り継ぎ便に間に合わなかった場合、航空会社が別の便を手配してくれるケースもあれば、自分で新しい航空券を購入しなければならないケースもあります。
特に重要なのが、航空券を「同一予約」で購入しているか、「別切り」で購入しているかという点です。
まずは、それぞれの違いを確認しておきましょう。
| 比較項目 | 同一予約の航空券 | 別切り航空券 |
|---|---|---|
| 前便の遅延による乗り継ぎ失敗 | 航空会社による振替対象に なりやすい | 原則として次便の振替保証なし |
| 新しい航空券の手配 | 航空会社が手配する場合が多い | 自分で手配する場合がある |
| 追加費用 | 振替対象なら原則不要 | 自己負担になる可能性 |
| 宿泊費・食事代 | 原因や航空会社の規定による | 自己負担になる場合が多い |
※同一予約でも、航空券の条件や遅延・欠航の原因によって対応は異なります。
同一予約の乗り継ぎ便に間に合わない場合|航空会社が振替対応することが多い
同一予約の航空券とは、出発地から最終目的地までの旅程が、1つの航空券として発券されているものです。
例えば、
東京 → シンガポール → バンコク
という旅程を、最初から最後まで1つの航空券として購入しているケースです。
この場合、最初の飛行機が遅延・欠航し、予定していた乗り継ぎ便に間に合わなくなった場合は、航空会社が別の便を手配してくれることが一般的です。
状況によっては、
- 同じ航空会社の後続便に振り替える
- 提携航空会社の便に振り替える
- 翌日以降の便を案内する
といった対応が行われます。
ただし、必ず希望する時間の便に変更できるわけではなく、空席状況によっては長時間待つこともあります。
また、宿泊費や食事代の負担については、遅延の原因や航空会社の規定によって異なります。
乗り継ぎ便に間に合わないと分かったら、まず航空会社のスタッフや乗り継ぎカウンターに相談しましょう。
なお、予約番号が同じでも、実際には独立した航空券が組み合わされているケースがあります。予約番号だけで判断せず、最終目的地まで保護された乗り継ぎ旅程なのか確認することが大切です。
別切り航空券で乗り継ぎに失敗した場合|新しい航空券の購入が必要になることも
特に注意したいのが、航空券を別々に購入している「別切り航空券」です。
例えば、
東京 → ソウル:A航空会社で予約
ソウル → ロンドン:B航空会社で別に予約
というケースです。
この場合、最初の飛行機が遅延して次の飛行機に間に合わなくても、B航空会社には基本的に振替対応の義務がありません。
そのため、次の便に乗れなかった場合は、
- 新しい航空券を購入する
- 航空会社に変更できるか相談する
- 必要に応じて乗り継ぎ地で宿泊する
といった対応が必要になることがあります。
特に、当日や翌日の国際線航空券は高額になることもあり、航空券を安く購入できたとしても、乗り継ぎ失敗によって結果的に旅行費用が高くなる可能性があります。
別切り航空券を利用する場合は、航空券の価格だけでなく、乗り継ぎ時間や遅延時のリスクまで考えて予約することが重要です。
こちらの記事で航空券を安く購入するコツを紹介しているので参考にしてみてください
航空券を予約するのにおすすめのアプリを知りたい方はこちらから
乗り継ぎ便に間に合わないと分かったら?空港で取るべき行動
実際に乗り継ぎ便に間に合わない可能性がある場合は、焦らず次の手順で対応しましょう。
1. 航空会社にできるだけ早く連絡する
最初の飛行機が遅延している段階で乗り継ぎが難しいと分かったら、航空会社のスタッフや公式アプリなどで状況を確認しましょう。
空港到着後は、乗り継ぎカウンターや航空会社のサービスカウンターで相談します。
2. 振替便の有無を確認する
航空会社に振替便を用意してもらえる場合は、新しい便の出発時刻・搭乗口・航空券の情報を確認しましょう。
また、預け荷物が新しい便へ引き継がれるのかも確認しておくと安心です。
3. 宿泊が必要か確認する
振替便が翌日になる場合は、空港周辺での宿泊が必要になることもあります。
航空会社がホテルを手配してくれる場合もあるため、自分で予約する前に確認しましょう。
4. 領収書や遅延証明書を保管する
航空会社や海外旅行保険へ補償を申請する際に必要になる場合があります。
航空券・搭乗券・ホテル代・食事代などの領収書は、旅行が終わるまで保管しておくことをおすすめします。
特に、別切り航空券を利用する方は、万が一に備えて旅行前に航空会社の変更・キャンセル条件も確認しておきましょう。
乗り継ぎ失敗でホテル代・食事代は補償される?
乗り継ぎ便に間に合わず、翌日以降の便に振り替えられた場合、気になるのが宿泊費や食事代です。
航空会社によっては、遅延・欠航の原因や旅程の条件に応じて、
- ホテルの宿泊費
- 食事券や食事代
- ホテルまでの交通費
などを負担してくれる場合があります。
ただし、悪天候など航空会社の管理が及ばない理由で発生した遅延では、補償の対象外となる場合もあります。
また、国や地域によって航空旅客の保護制度が異なり、条件を満たす場合には補償や支援を受けられることもあります。
航空会社による補償の有無は、自己判断せず、必ず航空会社に確認しましょう。
海外旅行保険で乗り継ぎ失敗の費用を補償できる場合も
乗り継ぎ便の遅延や欠航に備える方法の一つが、海外旅行保険への加入です。
海外旅行保険には、商品やプランによって**「航空機遅延費用」や「航空機乗継遅延費用」**などを補償する特約があります。
条件を満たせば、遅延や乗り継ぎ失敗によって発生した食事代・宿泊費などが補償される場合があります。
ただし、すべての海外旅行保険で補償されるわけではありません。
加入する際は、
- 乗り継ぎ便の遅延が補償対象になるか
- 何時間以上の遅延から対象になるか
- 宿泊費や食事代の補償上限はいくらか
- 別切り航空券でも補償対象になるか
- 航空会社から補償された費用との重複はどう扱われるか
などを確認しておきましょう。
また、クレジットカード付帯の海外旅行保険にも航空機遅延補償が付いている場合がありますが、補償内容や適用条件はカードによって異なります。
乗り継ぎ便を利用する海外旅行では、航空券を予約する段階で保険の補償内容も確認しておくと安心です。
乗り継ぎ失敗を防ぐために出発前にできること
乗り継ぎ便に間に合わなくなるリスクを完全になくすことはできませんが、航空券の選び方や事前準備によってリスクを減らすことはできます。
特に意識したいのは、次の4つです。
①乗り継ぎ時間に余裕のある航空券を選ぶ
最低乗り継ぎ時間ギリギリの便ではなく、保安検査やターミナル移動などを考慮した余裕のある旅程を選びましょう。
②可能であれば同一予約の航空券を選ぶ
初めて海外で乗り継ぐ場合は、遅延時に振替対応を受けやすい同一予約の航空券がおすすめです。
③航空会社のアプリで運航情報を確認する
出発時刻や搭乗口の変更などを確認できるよう、航空会社の公式アプリを準備しておきましょう。
④海外でもインターネットを利用できるようにする
乗り継ぎ空港で運航情報を調べたり、航空会社に連絡したりする際には、インターネット環境があると便利です。
海外旅行向けeSIMを事前に準備しておけば、対応する国・地域では到着後すぐに通信を利用できます。
おすすめのesimをこちらで紹介しているので参考にしてみてください。
esimの選び方に悩む方はこちらの記事で選ぶポイントをまとめているので参考にしてみてください
まとめ
この記事のポイントはこちら
- 同一予約の航空券:前便の遅延・欠航によって乗り継げなかった場合、航空会社が代替便を手配してくれることが多い
- 別切り航空券:乗り継ぎに失敗すると、新しい航空券の購入が必要になる場合がある
- 遅延・欠航が発生した場合:できるだけ早く航空会社へ連絡し、振替便や宿泊の対応を確認する
- 海外旅行保険:補償条件を満たせば、乗り継ぎ失敗による宿泊費や食事代などが補償される場合がある
- 事前の対策:乗り継ぎ時間に余裕を持ち、航空券の予約条件や運航情報を確認しておく

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